2013年7月31日水曜日

『ドイツサッシ』




今日はドイツサッシの話。

ドイツサッシと日本のサッシとは何が違うの?

一番は『断熱性能』です。

冬の暖房時に熱はどこから一番逃げるかというと

窓が48%、次に外壁19%、換気17%、床10%、屋根6% 

(住宅省エネルギー技術テキスト参照)

断熱性能を今は数値で表します。

熱貫流率 U値 W/(㎡・K) この数値が低いほど熱を通しにくいことを表します。

 昔の一枚ガラスのサッシだと4.5~5.5ぐらい

今のアルミペアガラスだと約3.0ぐらい

樹脂ペアガラスで約2.3ぐらい

最近出た、樹脂トリプルガラスで1.09 ←サッシサイズ(縦スベリ出し+FIX連窓 W1600 H1300)

(メーカーやサッシサイズで数値は変わります。)

我が家のダイニング入れたサッシは0.86 ←サッシサイズ(縦スベリ出し+FIX窓 W2500 H1200)






この差を分かりやすく説明すると、

ある寒い冬の日、外は気温7℃ですが、家の中は、

暖房で室温22℃です(温度差15℃)。

ダイニング窓は、幅1.6×高さ1.3mと幅2.5×高さ1.2mなので、

面積は約2.08㎡と3.0㎡になります。

 日中、7 時間暖房をして、室温を一定にした場合の、

樹脂ペアガラス(U値2.3W/m2・K)とドイツサッシ(U値0.86W/m2・K)の

窓から逃げる熱量を比較しましょう。


樹脂ペアガラス窓から逃げていく熱量は、

2.3W/m2・K×2.08m2×15℃×7hr ≒ 502W (100Wの白熱電球5個分)

ドイツサッシ窓から逃げていく熱量は、

0.86W/m2・K×3.0m2×15℃×7hr ≒ 271W (100Wの白熱電球2.7個分)

なんとその差は、実に倍!←倍返しだ!ドラマ見てないですけど。。


窓サイズも違いますが、ドイツサッシ窓のほうが大きくてもこの差がでます。

もったいないですね。

冷暖房費を抑えたいなら、まず窓からですよ!

限りある資源、未来の子供のために!!


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